昨今は、環境汚染の影響もあるのか自然災害が増加傾向にあります。最近の大きな自然災害といえば、2021年7月に熱海市で土砂災害があり、22人もの方が亡くなられました。
これからも8,9,10月と台風が到来する可能性が高い季節になるので、熱海市の土砂災害以上の災害に見舞われる可能性も全然あります。
将来的なことを考えるとさらに自然災害の発生率が高まることが予想されるので、災害に巻き込まれやすいようなところには家を建てないようにしたいところです。
しかし、"実際にどんなところに家を建てるのが危ないのか?"なんとなくでしか分かっていない方が多いと思うので、本記事で『自然災害の被害に遭いやすい場所5選』を紹介・解説していくので、参考にしてみて下さい。
自然災害の被害に遭いやすい場所5選
自然災害の被害に遭いやすい場所は以下の5ヵ所です。
- 山の近く
- 標高の低い場所
- 地盤が弱めのところ
- 雪が積もりやすい地域
- 川・池・湖・海などの水辺の近く
これらを個別に解説していきます。
山の近く
山の近くは、大雨が降った時などに土砂災害の被害に遭う確率が高く危険です。
場所によっては雷による山火事などに巻き込まれる可能性もあったり、元々が田んぼ・畑だったりすると地盤が弱く、地震による液状化現象などにより家が傾いたりします。
また、蜂・ムカデなどの危険な害虫が多かったりするので、あまりおすすめはできません。
標高の低い場所
標高の低い場所は、豪雨の時に水が溜まりやすく冠水しやすかったりします。
また、津波・川の氾濫による洪水・土砂災害などで流れ込んできた泥水が家に浸水しやすく、災害の度に被害を受けるので掃除などがかなりめんどくさいです。
地盤が弱めのところ
地盤が弱いと、地震による液状化現象で家が浮いたり傾いたりしやすくなります。
また、基礎に亀裂が入ったりすることもあるので、震度の大きい地震で倒壊しやすかったりします。
ちなみに地盤が弱いところには以下の特徴があります。
地盤が弱い場所の特徴
- 水辺が近い
- 水はけが悪い
- 周囲より低い土地
- 水・田や水辺の動植物にまつわる地名
- 道路のアスファルトが割れたりしてる
あくまで目安ではありますが、上記のような特徴のある場所は地盤が弱い可能性が高めなので、しっかり確認しておきましょう。
一応『地盤改良工事』で地盤を強化することはできるのですが、最悪の場合のことを考えると、始めから地盤の強い土地を選んでおくことを推奨します。
雪が積もりやすい地域
雪が積もりやすい地域に家を建てると、単純に雪かきがめんどくさいのもありますが、屋根に雪が積もりすぎて屋根が抜け落ちてしまう危険性があります。
当然上記のようなことが踏まえて設計されているとは思いますが、あまりおすすめはしません。
川・池・湖・海などの水辺の近く
水辺の近い土地は、地盤が弱く地震による液状化現象で家が浮いたり傾いたりしやすくなります。
また、湿気が多くて畳や木材が腐りやすかったり、川の氾濫による洪水などの水に関する災害の被害に遭いやすかったりします。
家を建てる前は事前によく確認しましょう
家を建てる前に土地の価値などを気にするのも大事ですが、"自然災害の影響を受けにくい場所か?"ってのもかなり大事なので、今回紹介したことを事前によく確認しましょう。