2021年3月15日に『最大震度5弱の和歌山県北部地震』、3月20日に『宮城県沖地震(同5強)』が発生しました。
実は、これは地震発生の前に"村井俊治・東大名誉教授"によって以下のように予測されていたものでした。
村井氏は本誌・週刊ポスト(3月8日発売号)で「3月20日頃まで」と具体的な時期を明示した上で、〈宮城県と福島県の境目で高低差が広がっており、歪みが大きくなっている〉と指摘。また、近畿を初めて警戒ゾーンに加え、〈和歌山県北部で震度1以上の地震が30回近く起きている〉と警告していた。
出典:NEWSポストセブン
また、村井教授は「上記の地震以降も全国で"異常変動(地表の上下動)"が確認されており、今後大きな地震が起きる可能性がある」と指摘しています。
そして、今後最も警戒すべき5つのエリアを村井教授が発表していたため、本記事で紹介していきます。
北海道・青森県 太平洋岸警戒ゾーン
現在、全国で最も地震発生リスクが高いと指南された地域だ。
「根室から釧路にかけて長期的な沈降が見られます。経験則では、これは大地震の直前に確認されることが多い兆候です。4月14日には最大震度3の青森県東方沖地震が起きており、5月上旬までに震度5クラスの地震が起きる可能性があると考えています」
出典:NEWSポストセブン
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北信越警戒ゾーン
4月13日以降、長野県北部で群発地震が起きている。
「3月15日の和歌山県北部地震同様、小地震の頻発後に大地震が起きるというケースは少なくない。新潟県北部では水平方向に大きな動きが見られ、周辺との境目に歪みが溜まっていると考えられます」
出典:NEWSポストセブン
広い範囲で大きな地震が起きる可能性があるので、警戒しておきましょう。
東北警戒ゾーン
引き続き警戒が必要なのが東北だ。
「多くの基準点で異常変動が見られたほか、秋田県と山形県が顕著な沈降を示している」
出典:NEWSポストセブン
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九州南部警戒ゾーン
4月9日以降、鹿児島県のトカラ列島近海で250回以上の地震が起きている。
「1月以降の異常変動を見る限り、これは桜島をはじめとする火山活動の影響と考えられます。この地域では火山性地震に警戒が必要です」
出典:NEWSポストセブン
4月25日には桜島が噴火したばかりで、その影響による地震の可能性もあるみたいなので警戒しましょう。
首都圏警戒ゾーン
東京都の伊豆諸島や静岡県の伊豆半島で異常変動が集中している。
「隆起・沈降では、千葉県の電子基準点『千葉花見川』が隆起する一方、同県の『富里』は沈降し、その高低差は危険水域の6cmをはるかに超えて、4月中旬には11.1cmにまで拡大しています」
出典:NEWSポストセブン
今、コロナで大変な時に首都圏で大きな地震が発生してしまうと、ただでさえ南海トラフ巨大地震に怯えているところでもあるので、大パニックを引き起こします。